特任助教 田端 倫子(タバタ トモコ)
略歴
2013年 | 東京歯科大学歯学部歯学科卒業 |
2018年 | 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了 |
2018年 | 東京医科歯科大学う蝕制御学分野 技術補佐員 |
2019年 | 東京医科歯科大学う蝕制御学分野 特任助教 |
2020年 | 東京医科歯科大学歯学部附属病院 医員 |
2021年 | 東京医科歯科大学病院 特任助教 |
現在に至る |
日本歯科保存学会認定医
研究内容
①3D波長走査型光干渉断層計による接着修復窩縁部に生じたエナメル質亀裂の評価
SS-OCTにてコンポジットレジン修復窩縁のエナメル質亀裂を観察し、窩洞位置と選択的リン酸エッチングの及ぼす影響を評価。
歯頸部の窩洞では歯冠中央部よりも有意にエナメル質亀裂が生じ、選択的リン酸エッチングによりエナメル質亀裂は有意に増加した。
亀裂の発生状況は窩洞形成の位置と窩壁面の接着処理によって異なっていた。直接法コンポジットレジン修復においてエナメル質窩縁を保護するためには、接着処理方法の改良が望まれ、更なる研究が必要と考えられる。
②3D波長走査型光干渉断層計を使用した研究
光干渉断層計(OCT)は近赤外光を用い、生体の断層画像を非侵襲的に得ることができます。中でも波長走査型OCT(SS-OCT)は画像深度が深く、画像処理速度も速いことから、う蝕の診断や修復物の適合性の評価など、保存修復領域における有用性が高いと考えられます。